既存のスポーツとeスポーツの大きな違いは、eスポーツの定義は ‘電子ゲーム’ であるという事であり、ルールは利用するゲーム・競技毎に異なる。サッカー、バスケットボール、テニス、モータースポーツ、等々を ‘電子版’ で競技する訳であり、さらに、バーチャルな世界であるが故、実際の人間の身体能力に囚われずに新たな競技を作る事もできる。
eスポーツ、所謂テレビゲームをサッカー、バスケ、野球等と同じ「スポーツ」のジャンルに入れるのは如何なものか?
オリンピック競技に導入?違和感が、、、
… そういった意見も多い。
しかし、考えて欲しい。スポーツとは基本的に「娯楽」や「余興」であり、実用性や労働からはかけ離れた非生産的活動(競技を取り巻く経済は別)だ。eスポーツをスポーツ種目に参入しても特に問題は生じない。
古代ローマや中世における剣術、射撃、格闘等には軍事訓練としての目的も含まれた活動があったが、これらの訓練をスポーツと呼ぶべきかどうかは微妙だろう。eスポーツ同様、フィギュアスケート、釣り、モータースポーツ、新体操、チアリーディング、ビリヤード、そしてゴルフ等、スポーツに含まれるか意見が割れる競技も多い。ただ、根本的な判断基準は「娯楽」や「余興」といった色が濃い。