昨日(7月6日)の東京都のCOVID-19新規感染者数は102人、緊急事態宣言を解除(5月25日、約6週間前)してから確実に再拡大の傾向にあり、これが厳しい第2波へと繋がるのではと懸念している。ただ、株式市場はここ数週間堅調であり、COVID-19による企業業績悪化は織り込み済みと判断しているようにも見える。
内閣をはじめ西村経済担当大臣や小池都知事も、まだ「緊張感」や「警戒」といったコトバで自主的な配慮を求めるのみで、強制力を持った経済活動の引き締めには至っていない。今後を想定する為に幾つかのデータを見てみた。
PCR検査の陽性者数(1日あたり)データ:東洋経済オンライン

先述の通りPCR検査で陽性となった人の数(1日当たり)が足元で100人を上回り増加傾向にある。ただ、7月5日付の重症者数が34名・死亡者ゼロという数値を見て、前回陽性者数が100人/日を超えてきた3月下旬の状況より深刻ではない、との見方も多いようだ。
3月27日の数値は、新規陽性者104人、重症者60人、死亡者数3人だ。確かにある程度は前より重症化しずらいのかもしれない。
7月5日までの累計死亡者数は976人だが、この水準と将来予測を経済を停止する損失と比較する必要もある。年間2万人程(実はG7では最悪)の自殺件数が、景気の悪化によってどれ程増えるのだろうか?人の命を天秤にかけるコトはできないが、政治家や官僚にとっては厳しい判断となる。
様子見したい
いずれにしても、再び緊急事態宣言や休業要請に至る可能性はまだ否めない。足元の感染者増加傾向が収まらない限り、遅かれ早かれどこかでトレンドを修正する必要が出てくる。
女々しいかもしれないが今は買いを様子見である。COVID-19トレンドの変化と株価の調整を待ちたい。
IPO 4495 アイキューブドシステムズ落選
アイキューブドシステムズは法人向けモバイルデバイス管理サービスを提供しており、リモートワーク・クラウド関連銘柄としてドンピシャな事業内容。株価バリュエーションは高いが、黒字企業。手堅く短期儲けを狙ってIPOに申し込みをしてあったが、人気が高かったらしく見事落選した。
公募売り出し株数が172,500株でリテールへの割り当ては恐らく全体の10%強、単位株数が100なので、恐らく全国で170-180人の個人投資家しか配分を手にしてないだろう。上場日は7月15日(水)、VC投資家だった8595ジャフコでもその前に仕込もうか、明日調べてみるつもりだ。